思いのままブログ

京博 永青文庫

2011年11月20日

白金台にある永青文庫は、肥後熊本、54万石の大名細川家の江戸下屋敷のあとに建っています。

大名家・細川家の文化遺産の散逸を防ぎ、研究、保管し、広く一般に紹介するため、昭和25年に財団法人として設立され、平成22年に公益財団法人に認定された。

設立者は、細川家16代、細川護立である。

細川家は清和源氏の流れを汲み鎌倉時代に足利義季(よしすえ)が三河国額田郡細川郷を本拠とし、細川を名字としたことに始まる。

永青文庫が文化財を継承する細川家は、足利尊氏に従って各地を転戦した頼有(よりあり)を始祖とし、戦国から江戸時代初期に活躍した藤孝(幽斎)を初代としている。

下克上の中を足利義昭→信長→秀吉→家康と状況判断の確かさで、鮮やかに生き抜き、「武」だけではなく「文」にも秀でていた。

関が原合戦の折、田辺城に籠城し死は必須かと思われたなか、八条宮智仁親王や後陽成天皇までが勅使を出して講和調停を試みるほどに「文」の人であった。

永青文庫の「永」は菩提寺京都建仁寺塔頭「永源庵」から取り、「青」は京都・西岡にあった幽斎の居城であった「青龍寺城」を指す。

永青文庫の美術品は、大きく2つの柱に分けることが出来、今回の展示もそれに添って展示されていた。

一つは、近世大名として細川家に代々集積され、伝わってきた品々で、武具、書画、茶道具、能道具、調度品などである。

もうひとつの柱は、細川護立によって蒐集されたものである。

護立は若い頃、病弱で20歳までは生きられないといわれたそうである。そんな彼の支えになったのが、江戸時代の禅僧「白隠」で病から脱したという。

そこから白隠と禅に興味を持ち、禅画を集めるようになる。白隠の書画も展示されていた。

芸術の庇護者として同時代の横山大観、菱田春草、梅原龍三郎らとも交流して作品も購入している。

日本美術に限らず、国宝「金銀錯狩猟文鏡」「金彩鳥獣雲文銅盤」唐時代の石仏などコレクターの真骨頂が見られる。

菱田春草 「黒き猫」 重要文化財

春草にとって文展最後の作品となり、翌年38歳の若さでこの世を去る。

猫の確かな自然観察に基づいた写実性と柏の葉の装飾性の調和が見事な作品。

他にも小林古径の「髪」重要文化財、安井曽太郎「金蓉」、梅原龍三郎「紫禁城」などが出品されています。

菩薩半跏思惟像 北魏時代 6世紀 黄華石の一材から彫成している。

昭和3年 早崎稉吉から一括購入した石造仏21体のうちの1体。

鋳造鍍金 中国南北朝時代 台座に銘文が刻印されている。

本当に多岐にわたる素晴らしい一級品の展示内容にため息がでます。

江戸時代を問わず、明治の混乱の中、大名家の宝物が散逸する中で、良くぞ散逸せずに、残ってくれたと感謝です。

そして、それを一般に広く公開してもらうことで、私達も目にすることできて感謝です。

最初に写真であげたのは、重文 三彩宝相華文三足盤 で中国唐時代7~8世紀の盤です。

刀、白隠の書画、など一級のものが揃っているのですが、私はこの一連の東洋美術のものと「黒き猫」と「髪」が特に印象に残りました。

 

 

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