ろうじブログ 

優しいコスモスと堅い石造物のハーモニー 2009年10月27日

CIMG8054
奈良、東大寺の転害門の近くの般若寺の境内には多くの石造物があります。
観音石仏が、咲き誇っているコスモスとコラボして何ともいえない優しい雰囲気を醸し出しています。
CIMG8042
重要文化財の大きくて立派な十三重石宝塔です。
他にも重文の笠塔婆や石灯籠などが境内にあります。
この十三重塔の昭和の大修理の際に、白鳳時代の金銅製の阿弥陀如来立像が発見されたそうです。そして、阿弥陀さんの胎内から胎内仏三体も発見されています。。
今、その阿弥陀さまが秘仏公開で間近で拝観することができます。
CIMG7752 この銅鑼をならすと、中から戸が開いて中に入ることが出来ます。
そして十三重の石宝塔の真ん中辺りから発見された白鳳の阿弥陀さまとご対面。
ライトアップされているばかりでなく、鏡で背面まで鑑賞する事が出来るという至れりつくせりで、衣の襞まで確認する事ができました。とても完璧な綺麗な状態で保存がされているかわいいきれいな仏さまです。
また、懐中電灯まで貸してくださるので、胎内仏三体もしっかりと見ることができて良かったです。

奈良桜井の安倍文殊院では、快慶作の文殊菩薩が修理のため獅子から降りた姿を見ることができる絶好のチャンスということで、さっそく出かけました。
まず、拝観料700円を払って、本堂内に入ると、まずお抹茶とお菓子がでます。(抹茶とお菓子付だと安いと思う)
それから奥へと入っていくのですが、今境内の浮御堂や稲荷堂など五箇所を廻ってスタンプ押して持っていくと数珠をプレゼントしてくれます。
なかなかに楽しめて粋な企画だと喜んで廻ってきました。そして数種類の数珠の中から選んだのがこれ。

200910271214000
CIMG7740
CIMG7748

安倍文殊院には古墳がたくさんあります。

飛鳥時代の文殊院西古墳、艸墓(からと)古墳など阿部氏ゆかりの古墳が境内に散在しているのがスタンプめぐりで確認できました。
この地は、最初は乙巳の変で左大臣となった安倍倉梯麻呂の氏寺だったのが始まりだったそうです。

これは西古墳で巨石を積み上げてます。
CIMG7739
CIMG8055 この日、最後に訪れたのが、京都府相楽郡の神童寺。

本尊は大きな蔵王権現像。

上にある収蔵庫には白不動像、天弓愛染明王像、丈六阿弥陀坐像、日光月光菩薩立像など重文の仏さまがズラリと勢揃いされ、見応え充分です。
ご住職様が、とても親切にわかりやすく、丁寧に説明をしてくださったのがとても嬉しかったです。
ありがとうございました。
お寺の印象ってお寺の方の対応によってまったく違ったものになってしまうのが、古寺巡礼のおもしろさですね。
この日は、心豊かに帰路につくことが出来ました。Happy(^^♪


| コメント (0)

緑に囲まれた三井寺 2009年10月20日

CIMG7724 滋賀県大津市三井寺に行ってきました。境内に足を踏み入れると歴史の古さを感じさせる佇まいです。
天武天皇の時代に大友皇子の子大友与多王によって創建されてから智証太子円珍によって南都の寺をも凌ぐ大寺になって以来、幾多の戦乱に巻き込まれながらもそのたびに復興を遂げて今日に至っているという風格を感じさせてくれます。
駐車場には遠方からの観光バスが並んでいるにも関わらず、境内が三十五万坪と広いため、静寂さえ感じさせてくれます。



立派な石垣と緑緑したふわふわの苔とが雄大な雰囲気を醸し出しています。
CIMG7725
CIMG7728
北院の法明院です。

金堂や観音堂がある仁王門を一旦出て、北東に山道を登り、途中に大津市歴史博物館や弘文天皇陵に警察学校、マンションなどが入り組んでいるのを通り、やっと辿りつきました。とても解りにくかったです。

途中に国宝の新羅善神堂があります。
中には、新羅明神像(国宝)が祀られています。

どこまで、三井寺の敷地なのかがよくわかりません。


ここにフェノロサとビゲローが眠っています。
写真はフェノロサのお墓です。→

一般的にはフェノロサが有名ですが、ビゲローは、とても裕福で狩野芳崖や橋本雅邦の生活援助をしたり、社寺修復に費用を投じるほか、「古社寺保存法」の制定にも関わっているといいます。
 また、膨大な古美術品コレクションの蒐集を行っていて、その高い鑑識眼と美術品への愛情、日本美術界や文化財保存へ果たした後援者としての数々の貢献を知れば知るほど、もっともっとその名が残されても良いのではないかと感じてしまうと書かれているのを読んで、一度訪れてみたいと思っていました。
CIMG7729


| コメント (0)

秋の嵯峨野めぐり 2009年10月 5日

京都の人気観光スポットのひとつ、嵯峨野にはたくさんの観光客が訪れますが、渡月橋を渡って天竜寺あたりは観光バスも乗り入れてすごい人の賑わいを見せますが、天竜寺を超えて左の細い道に折れて落柿舎や常寂光寺や二尊院へ向かう道にでると、少し人も減ってきますが、景観が守られて自然が豊かであるせいか人もそんなに気にならなくなります。

CIMG7988

CIMG7990 一般住宅も高さ制限だけでなく、外観も奇抜な建物はなく自然な、日本の原風景のような佇まいをみせています。この徹底さには敬服します。

この辺りは都から程よい距離で貴族の別荘地だったようで、雅な雰囲気が全体に漂っています。

道しるべも解りやすく表示されているので、落柿舎へ行くのにも常寂光寺へいくのにも迷う事はありません

CIMG7986  常寂光寺の重要文化財の多宝塔を上から眺めました

その先にある嵯峨釈迦堂 CIMG7983

ここまで来ると、天竜寺あたりの喧騒はなんだったんだろうと思うぐらい、靜かです。

国宝の三国伝来の釈迦如来立像のほか沢山の素晴らしい仏様がおられるスゴイお寺なのに、どうしてこんなに人が少ないのかが不思議です。

CIMG7982 本堂は江戸時代再建。









この二つの建物の間に、豊臣秀頼公の首塚があります。
秀頼ゆかりの清涼寺に葬むられたそうです。

本当に静かな境内でしょ。

正門横には、森嘉豆腐店があります。京都の料亭が買いに来るというお店です。



| コメント (0)

秋晴れ京都の続き ~パワーを放つ青不動~ 2009年9月23日

DSCF2188 四条河原町から四条通りを八坂神社まで歩いて、円山公園に入ってずっと歩いていくと、知恩院に辿り着きます。そこをもう少し歩いていくと天台宗の青蓮院に着きます。そこで9月18日から12月20日まで国宝不動明王二童子像が公開されています。

この青不動明王像は礼拝画像でありながら、平安中期、藤原時代の気品に満ちた美意識が反映された、優美で華やかな画像であり、わが国仏教絵画史のなかで屈指の名品と言われているそうです。

 

青蓮院では初公開となる秘仏で、これは是非・絶対見たいと思っていたので、楽しみに出かけたのですが、スゴイ人、人、人。観光バスでどっと大勢の方が来られていたのにはビックリでした。

1日2回、11時と14時に護摩供が行われるというので間に合うように時間を合わせました。護摩供の前に導師のお話もあり、じっくりと青不動像を見ることもでき、庭も散策できて、充実した時間を過ごす事が出来ました。

思っていたより、広いお寺だったので、大勢の観光客をしっかりと飲み込み、滝の流れる音を聞きながら、ゆっくとした時間を過ごす事ができました。

不動明王の絵画は青不動といわれる群青の色彩もよく残っており、迦楼羅炎も二童子像も見事で国宝の美をガラスなしで堪能する事ができて大満足でした。

clip_image001[7]
一文字手水鉢





豊臣秀吉寄進の一文字手水鉢


| コメント (0)

秋晴れの京都にて 2009年9月21日

 

DSCF2169

昨日の京都は絶好の行楽日和。
たくさんの観光客で賑わっていました。
お目当ては青蓮院での国宝「青不動明王二童子像」のご開帳ですが、まずは腹ごしらえ。
東山円山公園の一角にある平野屋で名物のいもぼうを頂きました。
お盆の上に出てきたときは、京料理なのに濃い色だなあと思ったのですが、食べてみると、濃くなく薄くなく丁度良いお味で海老芋はほくほくで捧だらがおいしい。毎年おせち料理用に炊いているのですが、家族には余り好評ではない理由がこれを食べて合点しました。大晦日にはこの味を胸に秘めて再チャレンジします。
他にも海苔巻きとろろや豆腐の吉野葛あんかけなど是非チャレンジしてみたいと思う料理を堪能しました。(思うだけは自由。太刀打ちするだけ無駄という声も)

今の季節は、暑くもなく、寒くもなく、丁度よい気候です。
この日も料理をいただいたお部屋は、窓が開け放たれていました。
円山公園の一角なので、人通りを下の板塀でさえぎって、上からは心地よい風と、灯りが入ってきます。
先人のエコの智恵です。
これならクーラーもいらないし、人通りも気にならないし、さすが京都です。
DSCF2177


| コメント (0)