ルーズガーデンを造りませんか
ルーズGarden&Exterior (ナチュラルな庭と外構造り) 2009年4月 8日
(『ルーズガーデン』のすすめ)
今の私たちの生活は、ハイテクの力で生産された工業製品に埋め尽くされ、また、高速で高密度な情報を受け続けています。
そのおかげで、物も情報も豊かになりましたが、その一方で私たちは、それらに振り回され、より一層の欲望に掻き立てられ、そのストレスによって人間性を歪められたり、良い意味での動物性も失いかけているのではないでしょうか。
また、その結果として、大量の産業廃棄物を排出し、環境も破壊しつつあります。そんなストレス生活から解放され心身ともに癒され人間性を取り戻せるのは、出来るだけ自然なモノに囲まれて生活することだと思います。
特にガーデンは、石や植物や土など自然と直接触れ合える場として、その役割を担っていると思います。
しかし、残念ながら今新しく造られている庭や外構は、利便性と耐久性を求める余り工業製品でハードに造られたモノが多くなっています。
そこで私たちは、その役割を果たせる新しい庭造りとして「ルーズガーデン&エクステリア造り」を提案します。「ルーズ」という言葉はだらしないとか散漫なといった悪い意味に受け取られがちですが、一方では、解放するとか緩めるという意味があり、私たちはこの良い意味での「ルーズ」さで庭や外構を造りたいと思います。
具体的には
① モノを造る考え方、形の決め方としては、形骸化された和風庭園など過去の様式や所詮は真似の外国様式や流行の何々スタイルの型に当てはめて考えるのではなく、その人の考えと感性、その環境や素材について先入観を持たずに白紙の状態で考えてモノ造りをしていきます。
このエクステリアは何風ですか?
お客様のいっぱいの思いを受け止め私たちとお客様が一緒に造ったらこんな風になっただけです。
洗い出しの仕上げのラクダの背のような塀。
黒松の足元には古い鬼瓦。何々風でもない外構と庭です
②造り方としては、必要以上にきっちりと造り過ぎない、強固に造り過ぎない、素材に手を 加え過ぎない、造り込み過ぎないなど。
神経質に仕上げがちな漆喰の角は曲面で仕上げれば、キズつくことが気にならない。土壁も大きな面で土らしさが出ている。
きっちりした造り方や仕上げは、壊してはいけない・汚してはいけないという緊張感を与えるだけです。
自転車置き場の屋根もアルミとアクリル製品ではなく木の柱と帆布製で十分ではないでしょうか。
この様なモノであれば庭の雰囲気も損なうこともありません。
このガレージの土間は大きな砕石を何も加工せず、土決めしてその間に砂利を詰めただけです。
土決め石のガレージはエネルギーをかけずに造れて、雨水も土に戻せてエコだと思います。デザイン的に配色は大事ですが、自然石の色と色むらは何故か許せるのです。
③使う素材は基本的には自然な素材を使う。
しかも出来るだけプレーンな素材を使う。
古いモノや廃材は大いに使う。
構造的なモノは工業製品も使うが自然素材で覆うか、自然風に仕上げる。
土壁や漆喰仕上げ、洗い出し、石張りなど。
扉もフェンスも車庫の引き戸さえも木製で造りました。
こんな扉の取っ手は造り込んだ形よりも素朴な形の方が似合う。
塀は玉石を両面積みにしたシンプルなものです。
石積みの一部は崩してラフな感じに。
この写真で見られる素材は、土壁、木の柵、木の扉、リサイクルの石とレンガ、漆喰の壁その屋根のスレート石、ほとんどが自然の素材です。
もし、このアングルにプラスチックのバケツやどぎつい色の散水ホースが目に入ったらきっと視覚アレルギーを起こすはずです。
④植栽は自然な形のモノを自然な感じに植える。少しオーバーですが、その場所に生態系が出来るように植える。
また一方植物はそれぞれ個性(形・色ほか)と雰囲気を持っています。この植物は和とか洋とか何々風に合うとかという従来の偏見は捨て、その特性を生かした植栽にしたいものです。
いわゆる「場」の雰囲気を決めるのは、構造物による割合が大きいですが、植物の存在も大きくうまく合わせて植えると効果は抜群です。
自然な木立と宿根草の植栽
高木・中木・小低木・草モノを組み合わせた自然な植栽
曲線の樹木とスパイキーなアガベのコントラストが面白い雰囲気を出している
植物は場の雰囲気を演出できる
陰好きな宿根草たちが集まれば
こんな草花の植生が
⑤「ルーズ」に加え、モダンやアートな要素も取り入れ、より個性的な庭や外構にする
土壁風仕上げに植物のレリーフを入れる。
造り込んだデザインよりも無骨な形の方が力強さが感じられる
自然の丸太に石のキャップをかぶせ流木を取り付けたオブジェ。
ガラスのイヤリングをぶらさげてモダンに。
色の違う小石で花紋様を描く
今、「どんな庭や外構を造りたいですか?」と問いかけた時、多いのはシンプルで長持ちして汚れにくく、便利なモノといった、今のハイテク社会を突き詰めた様なモノを造りたいとよく聞きます。
でも、一方ではナチュラルで、カフェや雑貨店の様なとかヨーロッパの中世の田舎のようなという要望もよく聞きます。
草屋根の素敵なカフェ フランスの田舎
何度行っても癒され 中世の街並みが素敵に思えるのは、
手造りなのでどこかに新しい 古さだけではなく、自然な素材を
発見が。 道具を使って造っているからです。
人とモノとの関係が対等だからでは
ないでしょうか。
この様なお客様は今まで、いわゆる「癒し系」や「甘い系」で可愛いものが好きなだけと、一括りに思ってきましたが、それはただ言葉の表現の仕方で、その奥には癒されたいとかナチュラルでいたい、素朴なものが好きという深い意味合いがあるのではないでしょうか。
そんなお客様はきっと「ルーズガーデン」の考え方と造り方に共感を持って、ご自分の造りたい庭や外構に気づかれるはずです。
自然素材で「ルーズ」に造られた庭に佇んでいると、プラスチック製品など人工的なモノに違和感を強く感じ始める一方、自然な素材であれば、少し破損したものでも愛しく身近に置きたくなるのです。
私たちは、ハイテクの力で自ら造った工業製品を使って暮らしていくうちに自らをどんどん神経質で潔癖症にしているのではないでようか。
もうこれ以上きっちりした神経質な暮らし方はしなくてもいいでしょう。
「ルーズ」で心のボタンをひとつはずせば、今まで気にしていたことが気にならなくなり、人とモノに対して優しく寛容になってナチュラルでゆったりとした暮らし方が出来るのではないでしょうか。
また、「ルーズガーデン」造りは、自然素材を出来るだけ加工しないで造るので、省エネルギーで一度使ったモノもリサイクル出来るし、これまで流行やデザイン性に走る余り捨てられてきた古い石材や木製品も魅力的な庭の素材に生まれ変えられると思います。それはすなわち、環境のことを考えた一つの庭造りになるはずです。
背の高い威圧的なRCの壁も土壁で覆うと、手で触って見たくなるほど優しくなり、古レンガと洗い出しで仕上げられた階段は魅力的な空間になりました。
私たちは、庭や外構を目新しい素材やグッズを使って造ろうとしているのではありません。
「ルーズガーデン」という新しい考え方・造り方で庭や外構を造ろうとしているだけです。
私たちと一緒にあなたのルーズガーデンを造りませんか。
ただし、私たちはモノ造りにおいては誠実で一生懸命ですので、決して「いわゆるルーズ」なモノ造り集団ではありません。
あなたと一緒にルーズガーデンについて十分に語り合いプランニング致します。
ルーズガーデンは家のスタイルだけに合わせた外構や庭ではありませんので、新築でもリフォームでも造ることができます。
是非、私たちのデザインルームへお越し下さい。
丸太で造られたバラの屋根、曲面の壁にはペイントされた植物と本物の植物が。ガラス瓶をアクセントに埋め込んだ土間。
高層マンションを背景にこんな「ルーズ」な空間はいかがですか。
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