秋晴れ京都で、青不動のパワーに圧倒されました。
四条河原町から四条通りを八坂神社まで歩いて、円山公園に入ってずっと歩いていくと、知恩院に辿り着きます。そこをもう少し歩いていくと天台宗の青蓮院に着きます。そこで9月18日から12月20日まで国宝不動明王二童子像が公開されています。
この青不動明王像は礼拝画像でありながら、平安中期、藤原時代の気品に満ちた美意識が反映された、優美で華やかな画像であり、わが国仏教絵画史のなかで屈指の名品と言われているそうです。
青蓮院では初公開となる秘仏で、これは是非・絶対見たいと思っていたので、楽しみに出かけたのですが、スゴイ人、人、人。観光バスでどっと大勢の方が来られていたのにはビックリでした。
1日2回、11時と14時に護摩供が行われるというので間に合うように時間を合わせました。護摩供の前に導師のお話もあり、じっくりと青不動像を見ることもでき、庭も散策できて、充実した時間を過ごす事が出来ました。
思っていたより、広いお寺だったので、大勢の観光客をしっかりと飲み込み、滝の流れる音を聞きながら、ゆっくとした時間を過ごす事ができました。
不動明王の絵画は青不動といわれる群青の色彩もよく残っており、迦楼羅炎も二童子像も見事で国宝の美をガラスなしで堪能する事ができて大満足でした。