あの時代に斬新な蘇鉄の庭を造っていたのに驚きです
京都 堀川通に面した西本願寺の門をくぐると、御影堂と阿弥陀堂の大きな伽藍が目に飛び込んできます。(御影堂は現在修復中です)
その奥に国宝の書院があり、その中に国宝と重文の能楽堂と特別名称 虎溪の庭があります。(現存最古で国宝の能楽堂はここだけ)
枯山水の蘇鉄の庭です。
室町~江戸初期にかけて、こんなモダンな庭が造られていた事に驚きました。
紀州の青石を数多く配しているそうですが、和歌山からこの時代に貴重な青石を運んでくる労力は大変なものだっただろうと思うと、本願寺の力を感じます。
蘇鉄は400年間、成長してもこの高さなんだろうか?
枯山水の禅宗の庭はとかく理解するのに難しいように思いますが、この蘇鉄の庭はわかりやすくスッと心に入ってきました。