ハイキングというより登山の狛坂磨崖仏
ハイキング道に「K16」[K15」などと標識をつけてくれているので、ハイキングマップと照らし合わせ、現在地を確認することが出来ます。
「茶沸観音」という名前のようですが、どうみても観音様ではないと思います。釈迦如来かな。
そこからしばらくいくと分岐点になります。
白石峰という分岐点です。私たちは狛坂磨崖仏に会うのが目的なので、この標識に対して直角方向に進みます。
4.5m×6.3mの石に彫られた国史跡指定されている石仏です。見事です。
奈良時代末か平安初期に彫られた完成度の高い見事な石仏です。感動(●^o^●)!で、ここまで歩いてこないと出会えない仏様ですが、それだけの価値のある仏様です。
遭難しても大丈夫なように赤を着ています。(次女からのプレゼント(^u^)です)
中尊は阿弥陀如来で宣字座に座して、両脇の観音・勢至菩薩は蓮華座上に立っています。
阿弥陀如来の印相は転法輪印に近いけれどはっきりとはわからなかったです。
狛坂の「狛」とういう字が示すとおり新羅彫刻の影響を認めることが出来、近くに石の三重塔がある石塔寺もあり、この辺りには渡来人が住んでいたと思われます。
ここに金勝寺の奥の院として狛坂寺の跡があります。
ここで、この木の上に座って、用意してきたおにぎりを食べて昼食をとりました。
今日のベストオブツリーのコブシです。光を求めて上へ上へと高く伸びていっています。
ここから、同じ道を行くのが嫌いな夫の提案で辿った道を引き返すのではなく違う道を進もうということになって、「出合」まで出て
そこから2つに分かれている道のどちらかを行くことにしました。片方は「急」の文字と「笹が多い」。もう片方は「滑」の文字。
私たちは、「滑」を取りました。が、「狛坂磨崖仏」から「出合」までが「急」と「ぬかるみあり」の文字がありました。
結局、狛坂磨崖仏まではハイキングでしたが、そこから先が登山になりました。難行苦行が待ち構えていました。
水晶谷線は本当に水晶の石がごろごろしていました。磨崖仏までは自然散策でこの木の名前は○○といいながら
調子よかったのですが、それから先はみんな寡黙で、黙々と登山を敢行しました。鎖で登らないといけないところもあり、大変でしたが、駐車場に戻ったときには
達成感がありました。
しんどい思いもないと達成感もないということを実感した3時間~4時間のハイキング→登山でした。
お疲れさま。