城下町、郡上八幡を歩く
郡上八幡は長良川の上流に位置し、吉田川、小駄良川の3つの川が合流するところにあるという恵まれた地形で清流の文化が育まれてきました。
実際に町を歩いてみて水の風景が大きな見所でした。
駐車場に車を預けると、そこの方がこのマップを手渡してくれました。
すごく判りやすかったので、これを頼りに町を歩きました。
よくテレビで飛び込みの映像が流れている新橋から下をみると↓。
宗祇水。室町時代の古今伝授の古事を伝える湧き水です。
順番に飲用水、米を洗う、野菜を洗う、さらし場と使っていきます。
高名な民俗学者で詩人歌人としsても活躍した、折口信夫の歌碑があったので、この地の出身の人かと思ったけど、立て札を読むとそうではないらしい。
大正8年柳田国男の勧めで郡上に来遊したが町は昼火事で焼け滅んでいた。焼け跡に立ちその情景を詠んだ歌の冒頭の部分がこの歌碑になっているそうだ。
水を今も地元の人が、共同で管理して協力して使用していることが素晴らしいです。
町を歩いてみて、郡上八幡をひとことで表現すると「水」です。清流の水を今も大切に管理して使われているのが印象的でした。
郡上八幡城には登っていませんが、城下町として発展した町でその風情が今も残っています。