甕を求めて信楽へ~そこはたぬきの里でした
そこで植木を入れる甕を求めて 日本六古窯のひとつ丹波立杭焼きをまず訪ねました。
知っている窯元があり、時々、日常に使う食器をそこへ買いに行きます。
毎日使う食器は気に入ったものを使いたいし、簡単な料理でも器が料理を引き立ててくれ
ます。
でも立杭焼での作陶は、生活雑貨がほとんどで大きな甕類はあまり見当たりませんでした。
そこで、日本六古窯の身近なもうひとつの陶芸の森、信楽を訪ねました。
どこの窯元でも巨大たぬきから子だぬきまでたぬきが総出で出迎えてくれました。
信楽焼はとても大きな水蓮鉢から甕から多種多様で、量もたくさんあり、規模の大きさに驚きました。
以前、行ったときは、曲がりくねった道を時間をかけてたどり着いたのですが、この春、巨大な資本を掛けて開通した新名神のおかげで、信楽が近くなりました。
その帰り、高速に乗る手前を左に折れた所に紫香楽宮跡に寄りました。
東大寺の大仏を造営した聖武天皇がここに離宮を造営して、この紫香楽の地に盧舎那仏を造営する事を発願しようとしたそうです。
今でも田舎ですが、当時の感覚では余りに山奥であるからここを都にしたことを巡っては諸説あるそうですが、建物跡や木簡が大量に出土したことで、宮跡の有力地になっているそうです。
しばし、大仏造営時の奈良時代にタイムスリップしました。
ここで求めた甕を使ったベランダガーデンが完成したらブログで公開するので、乞うご期待ください。