国宝 太山寺本堂
姫路城が5件、浄土寺が2件、鶴林寺が2件、一乗寺と太山寺と朝光寺が1件ずつの合計12棟あります。
神戸市北区の静かな町に太山寺はあります。
鎌倉時代に再建された本堂は今は銅板葺きになっていますが、創建当初は檜皮葺きの屋根だったそうです。
南北朝時代は、南朝方勢力として支院41ヶ坊に僧兵を有していたそうで、往時の繁栄をしのばせるのは国宝の本堂や、石畳の両側に並ぶ塔頭や重文の仁王門です。
本堂内部は、太い柱で簡素で開放的な内部の空間が広がります。
所在地周辺55.9haは「太山寺風致地区」として自然景観が保護されているため境内の内外には原生林が残っています。
奈良や京都だけではなく、私たちが住んでいる兵庫県の身近なところにも国宝はあります。
是非訪ねて見てください。
訪れる人も少なく、静かで落ち着いた空間を堪能する事ができます。
できたら本堂の板敷きの上で、大の字になって寝っころがってみたかったです。