国宝 宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)
本殿3棟が国宝指定です。
同形の3棟が並び、第1殿の棟木に1320年の墨書があり、他の2棟も同時の建立と推定される。
3棟とも春日造りで、隅木入春日造で建立年代の明らかなものとしては最古である。
2003年の社殿の塗り替え時にわずかに残された色彩が発見され、それを元に復元された。
だいたい神社は上の写真のように外から眺めるだけが通常なので、この時も外観から写真を撮りました。
ふと社務所を見ると、ご案内しますの文字を見つけ声を掛けました。
すると、神社の方が垣根を越えて中へ入れてくださいました。
500円ですが、案内してくださった上に12枚の極彩色の復元された本殿の絵葉書セットです。
神社で間近で案内してもらったのは初めてなので、結構感動でした。
汗びっしょりで一生懸命説明してくださいました。
絵葉書ですが、結構色がどぎついです。
実際はここまできつくないのは、絵葉書が実際より、どぎついのかそれとも、復元工事が終わってから8年の間に色が薄まったのかはわかりません。
でも、これより近い距離で回りも拝見させていただきました。
国宝3棟の横並びで重文の春日神社本殿と宗像神社本殿が並んでいます。
水の神様の宗像神社が何故海のないここで祀られているのかはわからないそうです。
概算工事費が壱億八千五百万円円でご寄付のお名前がずらっと書かれたものが建っていました。
国が主導の工事とはいえ、神社の負担も大きいだろうし、寄進がないと復元は難しいんだろうと思います。
お金掛かるんですね。