桜のアーチの春爛漫
日曜日の新聞に夙川の満開の桜が掲載されていましたが、琵琶湖は満開まであと一息です。
琵琶湖に注ぎ込む川は俗に八百八水といわれるほどに多いのに、琵琶湖から外部に流れ出るのは、瀬田川一筋だけだそうです。
その瀬田川に沿って下っていくと石山寺があります。
今、西国三十三所の本尊結縁御開帳が行われています。
秘仏の本尊如意輪観音半跏像と結縁を結ぶ事ができるので、訪れました。
珪灰石(けいかいせき)は石灰石が花崗岩(かこうがん)の熱作用を受けて変形した岩石。岩石としてはそう珍しいものではないが、石山寺のように、川畔の平坦地に奇怪な姿を盛り上がらせている例は、国内にはほとんどないそうで国の天然記念物に指定されている。この奇岩・霊石に対する畏怖は石山寺信仰のひとつの原点でもあったようだ。
上に見えるのは国宝指定の鎌倉時代に建立された多宝塔。
中には快慶作の大日如来が座します。
本尊の如意輪観音さまは、平安時代作の寄木造の3mの大きな観音様(重文指定)で、巨大な岩山の上に築かれた本堂内陣に、これまた巨大な厨子の中に岩石をそのまま台座にした上に座っておられます。
胎内から飛鳥時代と白鳳時代の金銅仏4体が納められており、今は出されて、重文指定を受けて横に展示されています。
丁度、ツバキやショウジョウバカマ、桜、ミツマタの花々が美しかったです。