山玄茶~心のこもったおもてなし
でも、すぐに対応してくださり、お席を用意してくださいました。内心、足らなかった数の料理はどうなるのかしら?といらぬ心配をしてしまいましたが、心配御無用できちんとお料理を出していただきました。
八坂さんの近くの駐車場に車を止めて京都よしもとの会館の傍を通って中へ入っていった、飲み屋さんが立ち並ぶ町の一角にあります。
だから、昼間はすごく静かで開いているのはここだけぐらいです。
HPの最初に
「日本料理の名料亭「招福楼」での20年間の修行を終えて
山玄茶を開業致しました。
懐石料理の奥深さに日々精進の毎日です。
おもてなしの心はしっかりと持ってお客様をお迎えしたいと思います。
皆様のお越しをお待ち申し上げます。」
こう書かれていますが、その通りのお店でした。
蛸の柔らか煮にしらうお、黄味酢でいただきます。
ほたてのしんじょうに若布の吸い物。
サラダ仕立てのお刺身をポン酢にわさびでいただきます。
ぶりの照り焼きにしば漬けのおろし和え、下には桜の葉がひいてあり、ぶりを包んで食べるとまた違った美味しさが口いっぱいに広がります。
八寸 福の小箱にはぬたが入っていますが、上には春のつくしが乗っています。
薩摩芋と太刀魚のてんぷら、チーズを使った上にはうに、小鉢はもずくなどなど
下には車麩が埋もれています。
店主さん。途中に席のお詫びに来てくれて、そのときにおめでたいことで集まっていますと伝えると、今度は、店主自らコースにはないお料理を持ってきてくださったので、写真をパチリ。
とても気さくでかわいい方です。(失礼しました)
コース外の鯛のかわいい器にお赤飯と鯛が盛られています。その心がとても嬉しかったです。
この器は裏側にもちゃんと鯛のお目目がありましたよ。
店主の滋賀県蒲生郡の実家で作られている安心安全なおいしいお米を梅ご飯にして、赤出汁の上澄みだけを使ったお汁。
一時間かけて煮た静岡産のじゃこをたっぷりかけて召し上がります。ご飯はお代わりできます。
このゼリーの程よいとろみ感がたまらない。
小倉もなか
これで山玄茶さんの一番お安いコースなのですが、これで十二分に美味しさを堪能できました。
雰囲気も良く、板前さんに、お給仕をしてくれる人も良く、味も良くてもう大満足でした。
そして、最後にはご亭主自ら、見送ってくれました。
心までくつろげて満たされるお店でした。ごちそうさま。
また、是非行きたいオススメのお店です!(^^)!
PS。
八寸に添えられていた梅が3日後に咲きました。嬉しい(●^o^●)