新緑に 誘われるままに 石段のぼる
新緑が眩しく、戸外に出かけるには最適の季節です。
良い天気に誘われて、出かけた先は、「西の比叡山」と呼ばれている書写山円教寺。
円教寺は、兵庫県姫路市の姫路城の西北約6㎞に位置する、海抜371mの山上にあります。
山頂には車で行く事が出来ず、ロープウェイ書写山麓駅に自家用車無料駐車場があり、そこに車を停めて、そこからロープウェイに4分ほど乗り、到着後、そこから摩尼殿まで15分から20分くらい歩きます。
それってとってもエコで、ありがたみが倍増します。
今頃は山上まで車道が通っていて、山上に広い駐車場があるのが普通になっているだけに、とても新鮮に感じられました。
お堂自体も、樹齢何百年の木を伐採せずにそのまま配慮して建てたそうです。
性空上人の創建当初から自然に優しいお寺だったんですね。
西国三十三所の札所になっているせいか、たくさんの人が訪れていました。
食堂と常行堂がくっつきそうです。
下から建物を建てて行って、屋根を取り付ける段になってくっつきそうになるのがわかったのでしょうか。
本当に軒先何センチの距離で瓦が葺かれています。
とても珍しい2階建ての食堂(じきどう)は、長さが40mもあり、他に類を見ないそうです。
2階の端からの景色は、壮大で、新緑がすぐそこまで迫っています。
緑が美しかったです。
幾多の戦乱や混乱の中、村人たちによって守りぬかれてきた仏像たちです。
とてもいとおしくなります。
この木組み造りが、ロハスフェスタのゆるキャラ造りに活かされています。
心を込めて造ることは一緒です。
加西市の一乗寺の国宝の三重塔です。
平安時代の日本でも10指に入る古い塔です。
石段を登りながら三重塔をながめ、三重塔よりさらに高い位置に懸崖造の本堂が建つ。このため、本堂の縁に立つと三重塔を見下ろすことができるのは、壮観です。
なかなか塔を下から眺める事はできますが、上から見下ろす事が出来る国宝の塔は、あまりないと思います。
全体のバランスが良くて、とても美しい塔です。
教科書でもおなじみの絹本著色聖徳太子および天台高僧像10幅を所蔵しています。
画は、博物館で何度か、拝見していますが、色彩も良く残っており画像も大きくて、保存状態が良いせいかとても印象に残っています。