酒井抱一の「夏秋草図屏風」

この前、ふとNHKの日曜美術館をつけると、『雨の夏草 風の秋草~坂東玉三郎 酒井抱一をよむ~』を放送していました。

思わず、見入ってしまい、昔から日本の庭園に使われていた草花や、その植物画の美しさに驚きました。画家の堀文子さんは、「最高の植物画」だと絶賛され、理性の構図と、完成の色だとおっしゃっていました。

そして、この題名の絵『夏秋草図屏風』は、尾形光琳の『風神雷神図』の裏側に描かれたもので、銀地を背景に、雨にしなだれる夏草と、風邪に舞う秋草が描かれていました。

表の風神雷神の風と雨の恵みによって、地上が潤っている様子を描いたものでした。

そのコンセプトと、その大胆な構図と、美しい植物の描写が素晴らしいかったです。

10月2日まで姫路美術館に展示されていますが、残念ながら仕事でいけないので、来年の4月の細見美術館は絶対に行こうと思います。

そして、このような秋草図などを題材にしたお庭もあると、先日勉強会で知りました。それは、建築家の堀口捨巳さんの個人邸でコンクリートの壁を銀地に見立てて、秋草を前に植えたお庭をつくったそうです。日本の素晴らしい美術を知ってこそ、できるお庭もいいなぁと思いました。

今月行けないのは、本当に残念ですが、来年見に行くのがこれから楽しみです。