秋冬の一年草の植え替え おすすめの花
いよいよ秋冬の一年草の植える季節が近づいてきました。
よく、お庭を施工したお客様から、「どんなお花に植えたらいいですか?」とご質問をいただくため、これからの季節のお勧めの一年草をご紹介します。
○宿根草と一年草
そもそも、草花は、宿根草と一年草に分かれます。
宿根草は何年にも渡って株が生き、毎年決まった時期に花を咲かせる植物です。つまり、植えっぱなしで毎年、生育、開花するものです。
それに対して、一年草は、一年のうちに枯れ、通常、春と秋に植え替えが必要になります。
今ですと、11月から12月にかけて、様々な秋冬の一年草が園芸店に出回り、4月や5月ぐらいまで花を咲かせてくれています。
○お勧めの秋冬の一年草
基本的には、今苗が揃いだした頃で、11月中旬以降、様々な品種が揃い始めます。
高さが低めの一年草
スイートアリッサム
アブラナ科 一年草(上手く根付くと、2年もつことがある)
開花期 11月~5月
花色 白・ピンク・赤紫色がある。
日なたを好み、次々と小花を咲かせるのが魅力。名前のとおり、甘い香りも楽しめます。
パンジーとビオラ
スミレ科 一年草
花色や花びらも様々な種類があり、色選びを楽しめます。宿根草の中に自然風な感じに植えたい場合は、薄紫色や白色、薄いピンクなどお勧めです。
シクラメン
サクラソウ科 一年草(陰めで涼しいところで、自生して宿根する場合もある)
花色;白、赤、ピンクなど様々な種類がある。
少し陰めな方がお勧め。
プリムラ
サクラソウ科 一年草
花色;白、黄、橙、赤、青紫、ピンクなど様々。
少し陰めな方がお勧め。
本来は、宿根草で、夏越しを工夫すると、宿根することがあるが、一年草扱いをすることが多い。
少し高さのある一年草
プリムラ マラコイデス(サクラソウ)
サクラソウ科
花色;白、ピンク
明るい半日陰を好む。
本来は宿根草で、木陰などの日陰で乾かさないように育てれば、宿根する。
暑さに弱いため、一年草として、出回って楽しむことができます。
自然風の植栽にいても、馴染むので、お勧めです。
アネモネ
キンポウゲ科アネモネ属
花色;紫、白、赤
秋植えの球根として出回り、早ければ12月から苗として出回ります。開花時期は主に早春の3~5月。
ストック
アブラナ科 一年草
花色;白、紫、ピンクなど
日向を好み、11~4月に開花。15~30センチぐらいまで高さがある。
ネメシア
ゴマハノクサ科 一年草タイプと宿根タイプがあるが、宿根タイプでも、一年草扱いで植えることがある。
花色;白、ピンク、紫など
日向もしくは半日陰。花をたくさん咲かせた株は勢いがなくなるため、切り戻す。
自然な花色と小花が魅力。