春に向かう庭
2018/03/03(土)
日々のこと
少しずつ暖かくなり、春の空気になってきました。
1月頃から春先にかけて、「庭が寂しい」や、「植物が枯れてないですか?」と
お客様からご連絡いただくことがあります。また、自分の庭も静かな様子です。
最近、戸建ての外構の植栽工事をさせていただく際に、一年草を植えますか?とお客様にお聞きした際に、お客様の多くは植え替えは大変そうなので、宿根草のみをご希望されます。
そして、冬を迎えたい時に、宿根草の庭では、落葉する草花は葉が茶色くなります。常緑の草花も、古くなった葉や赤っぽくなった葉もあります。
そんな植物の様子をみて、人目にふれる場所だと、気になってきます。
お庭は、なんだかんだいっても、植木よりも草花の方がメンテナンスがかかります。そして、手を加えた感が出ると、人の気配が加わり、いい雰囲気にみえます。
では、具体的にどうしていけば、冬や春先の庭が綺麗にみえるかというと、
①まずは、宿根草のメンテナンスをします。
落葉の草モノは、根はいきてますが、地表は葉が茶色になり枯れます。
それをハサミで切り、取り除きます。そして、春に向かう2月、3月に根元に新芽が現れます。新芽をみると、生命力を感じ、春に向かう姿に嬉しくなります。
常緑の草物も、古い葉。(葉色が悪くなった葉)を取り除きます。
特にクリスマスローズは、花が少ないこの季節に綺麗な花をつけてくれます。そんな時古い葉に隠れないように、花が目立つように葉を切ります。
ここまでするだけでも、庭はすっきりし、綺麗になります。
花が少ない時に花を咲かすクリスマスローズ
②よりお庭を綺麗にみせるには、花が少ない季節だからこそ、花を植える。(①のメンテナンスだけでも、手を加えることによって、お庭はキレイになります。)
具体的には、一年草を加えます。
そうすると、周りの花や葉がなくても、お庭を楽しむ人の気配から、いい雰囲気になります。
夏は一年草を植えなくても、冬は花や緑のボリュームが減るため、一年草を植えてもいいかもしれません。
冬の庭こそ花を アネモネ