住まい型モデルガーデンだより

2020/04/06(月) お庭のこと

 

伊丹市の展示場の和の庭

伊丹市の展示場の和の庭の竹垣

和モダンの庭に竹垣を造りました。

この竹垣は本物の竹(真竹)で造った御簾垣です。

塩ビの竹垣が主流のこの時代に本物の竹で造るのは、

すぐ腐ってしまうのではと心配される人も多いと思います。

しかし、いい時期(11月~2月)に切っていた竹なら虫も入りにくく、長持ち(10年位)するものです。

ワラやもみ殻で洗った竹は経年変化で美しくなってゆきます。

天然の竹が長持ちしなくなったのは、加工しやすくするために、

蒸して油抜きした白竹を使うようになってからだと思います。

自然素材の竹は、その特性を生かして正しく使ってやれば、後々の処分負担も少なくなります。

もっと見直されるべき素材だとおもいます。

北 誠

1ページ (全42ページ中)